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組織としてあるいは個人として、その目的を達成するためには、高いモチベーションを持つことが重要となる。
そもそも組織であれ個人であれ、向上心があれば、その目的は、現状からかなりの努力や鍛錬が必要なものになるはずである。
そういう努力や鍛錬を乗り越えるためには、高いモチベーションと強い問題意識を持っていなければ難しい。
要するにかなりの覚悟が必要ということである。
しかし、いままで弱い組織に慣れ親しんできた人材は、私の経験上、この覚悟がまったくできない。
自分自身では覚悟できているというが、はたからみればそんなの覚悟に入らない。
ちょっとうまくいかなくなると、忙しいからとか協力してくれないからとか、何か遅れる言い訳をする。
どうすればできるかを考えようとはしない。
常に自分と組織の保身を考える。
すぐに諦めるか、言い訳をする。
目的とは、何が何でも、どん方法を使っても達成すべきものだし、そのために建てた計画やアクションは、死んでもやるんだという気持ちがなければ、なかなか実行できないものである。
そのためにも、モチベーションを高く持ち続けるということは、組織を強化するうえで最も初期段階で必要な要素のひとつである。
また、目的意識を明確にしっかり持っていないと、実行段階に入ってから、そもそもその目的で良かったのかとか、達成出来なくても仕方ないのではという迷宮に入りこんでしまう可能性もある。
このモチベーションアップと目的意識の醸成は、密接な関係にあるということも知っておきたい。
しかし、やる気になる(覚悟を決める)ということは、思いのほか難しい。
何か衝撃的な出来事でもないと、いままで甘かった組織や個人がそう簡単に覚悟を持てない。
したがって、この衝撃的な出来事を何か体験しなければいけないことになる。
強い挫折感、屈辱感、失敗感など、自分が恥ずかしくて無力だと感じるくらい、徹底的な「敗北」を味わった方が良いと考えている。
それは能力が無いからではなく、覚悟と努力が足りないからであることを自覚してもらう必要があるからである。
大切なことは、現状は最悪な状態であるが、組織と個人の覚悟と努力によっては、結果は変えられるということを理解・意識してもらえるかどうかである。
そして、ここで感じた強い敗北感が、このあと訪れるであろう障壁や挫折に立ち向かうときの、モチベーションの源として必要となる。
組織強化の土台作りの中では、このモチベーションアップが最も難しく、時間がかかるものかもしれない。
【文責:島村保行】
【監修:松原寛樹】
弊社コンサルタント島村保行がコーチをしているバスケットボールチームでの体験談を基に組織力強化のエッセンスを解説いたします。
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