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組織力強化プログラム - 組織の現状認識 - SWOT分析

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組織の現状認識 - SWOT分析

  • ねらい
  • 内部・外部の環境要素を踏まえた自組織の強み・弱み・機会・脅威を分析・把握する。
  • 目指しているレベルにおける自組織の将来の具体的戦略課題を明確にする。
  • チームにとって強み・弱み・機会・脅威は何か?

自組織の内部・外部の環境分析が終わったら、その環境下において自組織を強化し競争相手に勝つためには、いったいどのような課題があるかを明確にする必要がある。

そのためには、競争相手と相対的に比べたうえで、自組織にとってのSWOT分析を行う必要がある。

SWOTとは、強み(Strength)・弱み(Weakness)・機会(Opportunity)・脅威(Threat)のそれぞれの頭文字である。

強み・弱み・機会・脅威については、それぞれの分析項目について、単に競争相手と比べてどうかということではなく、強み・弱み・機会・脅威としてどのように扱うべき要素かという視点で分析すべきである。

私は、まずはじめに、我々のチームの強みについて分析した。

その結果は、思考能力と理解力が競争相手に比べてかなり高いレベルにいること以外、これと言って強みは考えられなかった。

次に弱みについての分析は、個人スキルであるファンダメンタル、フィジカル、スピード、体力(スタミナ)などあらゆる側面で劣っていたし、これは将来的に観てもなかなか解決できる課題ではないと思われた。

ここまでの分析では、自組織が強くなり勝つことができる要素は、残念ながらなかなか見出せなかった。

しかし、機会について分析してみると、思いもよらない要素が浮き彫りになってきた。

それは、組織的行動や組織体制、事前の準備(練習メニューや量、そのタイミング、競合分析、戦術など)については、ほとんどの競争相手が行っていないという事実であった。

つまりこの要素は、我々ができるようにさえなれば優位に立てる。

要するに機会(チャンス)であるということである。

さらに、試合当日の行動についても、個人個人がバラバラに行なっているだけで、組織的な準備(アップ)であるとか、試合運びや戦術の指示などはあまりできていない状態であった。

また、競争相手の分析や自チームとの比較なども行われておらず、この点でも機会(チャンス)があると思われた。

そして、ここで強みとして捉えていた、思考能力と理解力が高いという要素もこの機会と合わせて使えるのではないかという一縷の光が見えてきた。

最後に脅威について分析してみた。

自組織における脅威は、力勝負になることであった。

つまり、弱みで捉えた個人個人のスキル要素での勝負になった場合、まず間違いなく太刀打ちできないということである。

また、勝ち癖がないための自信不足も重大な問題であった。

そしてある意味、我々自組織が競争相手に実力を認められ、相手がやる気、本気になってしまった場合には、現時点ではまったく対応する術がなくなってしまうことが最大の脅威であった。

このSWOT分析を通して総合的に解ったことは、我々は、試合において個人個人の戦いになったら最後、まったく勝負にならないということ。

しかし一方で組織的な準備、行動、考え方を屈しすれば十分に勝負になるということであった。

そして、特に肝心なことは、競争相手に認められ、相手が本気にならないようにすること。

つまり、能ある鷹は爪を隠すべきであるということであった。

【文責:島村保行】

【監修:松原寛樹】

  • フォーマット例
  • SWOT分析シート(自組織としての強み・弱み・機会・脅威)
  • 戦略課題抽出シート(SWOT分析結果を踏まえた自組織の将来の戦略課題を抽出する)
  • 試合当日行動(個人・組織)分析シート(実施項目、実施担当者、責任者、実施レベル、タイミングなど)
  • コラム

弊社コンサルタント島村保行がコーチをしているバスケットボールチームでの体験談を基に組織力強化のエッセンスを解説いたします。

  1. 組織強化の土台作り
    1. 現状認識
      チームが弱い、そして勝てない
    2. 目的意識の醸成
      何のためにバスケットボールをやるのか?将来どうなりたいのか?
    3. モチベーションアップ
      やる気になる必要性
  2. 組織の現状認識
    1. 自己(自社)分析
      何がどのくらいできるのか?
    2. 競合(対戦相手)の分析
      何がどのくらいできるのか?
    3. ニーズ(必要スキル)分析
      試合で勝つために求められることは?
    4. SWOT分析
      チームにとって強み・弱み・機会・脅威は何か?
  3. 組織の戦略立案
    1. 目標設定
      何勝(何位)を目指すのか?
    2. ターゲット設定
      誰に勝つのか?
    3. 戦略・戦術の設定
      どうやって勝つのか?
    4. 課題抽出
      勝つために足りないものは何か?
  4. 組織力強化の実践
    1. 論理思考の導入
      自ら考える力を身につける
    2. 気づき
      日々の活動の中で、自ら現状の問題点、改善点を見つける
    3. 役割分担
      チーム内の役割を決める
    4. 職務要件の設定
      ポジションごとの役割と必要スキルを設定
    5. 実践研修の実施
      夏合宿の企画。集中的スキルアップ、共通認識の醸成、メイン大会への士気向上
    6. 採用計画
      部員の募集・勧誘をいかに行うか
    7. 実行計画
      年間練習計画と日々のメニューの設定
    8. 目標管理の導入
      現状とストレッチ目標のギャップから課題を設定し、実行計画を立て、進捗管理する
    9. ベンチマークの実施
      プロ選手のクリニック、他校との練習試合
    10. コミュニケーションの強化
      飲みニケーションの実行、定期ミーティングの実施
    11. 組織の一体感作り
      チームの愛称決め、掛け声の統一、HPやブログの設置
    12. チーム会計
      部の決算を知り、予算を考える
    13. 部費の設定
      必要な金額と使い道を設定する
  5. 組織強化継続の仕掛け
    1. 就業規則づくり
      チームの内のルールづくり
    2. OJTの強化
      現場で先輩が教えることの重要性
    3. OBの組織化
      卒業生のコーチ化、資金面の支援実現
    4. スタッフの強化
      マネージャー、コーチ、監督、部長の設定
    5. PDCAサイクルの導入
      年度こどに反省、課題抽出、目標設定、実行計画、進捗管理方法の設定を実施
  • 関連ページ

支援メニュー

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    • SWOT分析
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関連情報

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  • 業務改革
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